■“節電の夏”賢いエアコンの使い方




▼掃除をこまめにする
 フィルターを1年間掃除しないと電気代がおよそ25%もアップ。2週間に1回はフィルターを掃除をしましょう。

▼室外機の周りに物を置かない
 室外機から、室内の暖かい空気が出ていきます。この風の流れが悪くなると冷房効率が悪くなるので、室外機周辺の空気の流れを確保するようにしましょう。また、高温になることも避けるように、直射日光などが当たらない方が良いということです。

▼30分程度の外出や定期的な窓開け換気時にはエアコンはつけっぱなしに
 1回消してまたつけると、設定温度までまたエアコンが頑張って運転することになります。もったいない感じもしますが、つけっぱなしの方が結果的に良いということです。

▼エアコンの風量は自動設定に
 風量の設定をあまりに弱くすると、長時間かけて設定温度に上げようとするのでかえって不経済になるとのこと。

■“冷房”と“除湿” 賢く使うには?


涼しい部屋を保つために重要なのが、“湿度”です。

森氏:
湿度を下げるっていうのはとても大事でして、例えば、室温が高いときにエアコンをつけます。そうすると室内の温度も下がりますし、湿度も下がります。
冷房で『室温28度 湿度50~60%』になったとします。ここまで室温が下がると、設定温度まで下がったということでエアコンが止まります。
すると、ここで湿度が上がってくることがあるんです。



そうすると「温度は設定温度なんだけれども何か蒸し暑く感じるな」という時などは、そこから湿度だけが上がっている状態になっていることがあるんです。



この場合は、エアコンの冷房を強めるのではなく、除湿機能を使って湿度を下げて、その後また温度が上がってくるようだったら、ここでまた冷房を入れる。

恵俊彰:
冷房だけじゃなくて除湿機能をうまく使った方がいい。



森氏:
『室温28度 湿度50~60%』に設定していただいて、湿度の変化を肌で感じるのはなかなか難しいかもしれないんですが、70%以上になると熱中症警戒レベルになりますので。
ご自宅でも温度・湿度計を用意しておいていただいて。

八代氏:
部屋に必ず置いてるんですけども、やっぱり段々体感温度とずれてくるのを感じますよね。
(部屋が)冷えたように感じても、実際温度と湿度はそれほど下がってないこともありますし、ちゃんと数字で見るっていうのがいいのかなと思いましたね。

大谷氏:
寝てるときも気を付けないといけないですね。

森氏:
夜間も危ないんですよ。25度以上の熱帯夜もそろそろ出てきますので。

恵俊彰:
本格的な暑さ対策をして、皆さん十分気をつけてください。

(ひるおび 2022年6月21日放送より)