ジャニーズ性加害問題の第5弾。
2度目の会見が開かれる中、元ジュニアが“性被害が拡大した裏に東山氏の存在があった”と語りました。
所属タレントの広告起用をめぐって、取り引きのあった企業も対応に乗り出しています。
問題が公になるずっと前の段階で起用しない判断をしていた経営者にその理由をききました。
「『youは我がままなんだから』みたいな感じで覆い被さってきて…」元ジャニーズJr.の新証言

2023年10月5日。
ジャニーズ事務所本社では、61年の歴史に幕を下ろすため、看板の撤去作業が行われた。
その様子を見届けようと集まったファンたちは…
女性「仕方がないなと思う反面、寂しさもあります」
女性「社名が変わっても応援していきたいと思います」

東山紀之氏「(ジャニーズの)名前の付いたものはすベて捨て去ると」
2日に開かれた2度目の会見で、ジャニー喜多川氏との決別を明言した東山紀之氏。
東山氏「被害者の方たちにどうやって向き合えるのか…」
会見の様子をじっと見つめる、ジャニーズ性加害問題当事者の会のメンバー、長渡康二さん(40)。

当時大人気だったSMAPに憧れ、小学生でジャニーズ事務所に入所した長渡さんは、中学1年生になってまもなく、ジャニー氏から性被害を受けたという。

長渡さん「股の間、ここがリンパが一番流れるっていうところで、普通に陰部の方を触ってたんで。『お腹痛い』って言ってトイレ行ったんですけど、『いつまで入ってんの』って言って、また同じベッドに横にならされて」
当時まだ12歳。
現実を受け止めきれなかった長渡さんは、それ以来、ジャニー氏と目を合わせることができなくなってしまったという。
その後、一旦は活動をやめたが、母親がジャニーズでのデビューを強く望んでいたため、中学3年生の終わりに再びジュニアに復帰した。だが…
長渡さん「『youは我がままなんだから』みたいな感じで覆い被さってきて、陰部を触られた瞬間に、拒否反応もすごかったんですよ。ワーってなって、訳わかんないまま逃げましたね、そのまま荷物も置いて、パジャマのまま。なんか考えたら悲しくなってきまして、母親にもどう言おうと。気づいたら泣きながら歩いてましたね」
長渡さんは、ジャニー氏の性加害について、マネージャーに相談したことがあったという。
しかし…

長渡さん「『何で何で、いいじゃんいいじゃん、だって(テレビやステージに)出れるし、そのために入ったんでしょう』と。僕は、でもジャニーさんと、そういう行為をするために入ったわけじゃないじゃないですか。『でもみんな我慢してるし、大丈夫だよ』『未来の成功。それに比べたら大丈夫だよ』ぐらいのことは言われました」
このマネージャーの発言についてジャニーズ事務所は…
「現段階では把握しておりません」
と回答した。