■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間6日、大会13日目)

バドミントン各種目の準決勝が行われ、混合ダブルスの世界ランク2位・渡辺勇大(26、BIPROGY)/東野有紗(27、BIPROGY)が同ランク3位、中国の 馮彦哲/黄東萍に2-1で勝利し、同種目初の決勝進出を決めた。

この日、日本勢で最初に登場した“ワタガシ”ペアは東京五輪金メダルの黄が身長195cmの男子選手・馮とペアを組みかえたペアでの対戦となった。第1ゲーム、序盤で5連続得点を許し追いかける展開となる。馮の高い打点のスマッシュに加え、黄のスピードに苦戦、流れを引き寄せることができず11-21で先制される。

第2ゲーム、序盤は競るも中盤でまたも5連続得点を許し、5-10とする。それでも3連続得点で反撃、8-11でインターバルを迎える。ラリーで、徐々に自分たちのプレーに持ち込み1点差と詰め寄るも勝負所で中国ペアに決められる。東野のネット前のプレーなどで19-19と追いつき、渡辺のドロップショットで21-20とこの試合初めてリード。そのまま逃げ切り22-20とゲームカウントを1‐1とし、最終ゲームへ。

序盤から一進一退の攻防がつづくも、東野がしゃがみ込みながら必死のレシーブでリードを奪う。さらに渡辺のショットで流れを引き寄せた渡辺/東野。プレッシャーのかかった中国ペアはミスを連発し渡辺/東野が先に11点を奪う。マッチポイントを奪うと中国ペアが4連続得点と粘りを見せるが、最後は渡辺のドロップショットが決まり21-17で勝利。同種目で日本勢初の決勝進出を決めた。