旬の魚や果物、花などを市場の担当者に紹介してもらう「市場で旬みっけ!」。今回は、秋を代表する花、キクです。キクというと、仏花を思い浮かべる人も多いと思いますが、最近は様々な使い方がされています。

赤や、黄色、そしてピンク。鮮やかな色彩で、大小さまざまな花々が、一面に広がります。実は、すべてキクの花です。

こんなキク見たことない!詳しく知るために、福島市の市場を訪れました。

松井綾乃アナウンサー「私の思っているキクとイメージが全然違うんですけど…」
福島花き・丹治博之さん「きょう用意したのは、従来の仏花とは違い、いわゆる洋菊。名前がディスバッドマムという形で増えてきています」

キクは英語でマム。ディスバッドマムは、つぼみを取り除いて一輪にしたキクという意味です。県内では二本松市で生産されていて、生花店では1本200円ほどで購入できるといいます。

丹治さん「現在はブライダルがメインとなり、これから12月にかけてお正月になると色々なアレンジに使うものが多いです」

ディスバッドマムを長持ちさせるには、購入時の選び方にポイントが。

丹治さん「裏があまり黒くなっていないものを選ぶのがポイント」

がくが黒くなっているのは、鮮度が落ちている証拠。

さらに茎がかたい場合は、手で折って繊維を出すとより水を吸い上げやすいといいます。キクを最後まで楽しむための、おすすめの方法も聞きました。

丹治さん「首が終わりに近づくとよれよれになってくるので、そんなときは首元をハサミで切って水に飾るとおしゃれかなと」

そんなキクを楽しめるイベントが、10月に二本松市で行われます。