■第19回アジア競技大会中国 杭州(5日、大会12日目)

バスケットボール女子日本代表(世界ランキング9位)は決勝で中国(同ランク2位)と対戦し72-74で敗れ、準優勝。1998年バンコク大会以来となる25年ぶりの金メダル獲得はならなかった。

日本のスターティングファイブはキャプテン林咲希(28、富士通)、髙田真希(34、デンソー)、宮崎早織(28、ENEOS)、赤穂ひまわり(25、デンソー)、東藤なな子(22、トヨタ紡織)。

第1クォーター、日本は平均身長約10cm高い相手に苦戦し、序盤で10点をリードされる。川井のスリーポイントシュートなどで一時、5点差に詰め寄るも16-26で第2クォーターへ。日本は身長167cmの宮崎のシュートを200cmの李月汝(24)にブロックされるなど、なかなか得点につながらない。しかし林や途中出場の平下愛佳(21、トヨタ自動車)のスリーポイントシュートで食らいつく。さらに今大会、初スタメンの東藤が抜群のディフェンスを見せ、前半を40-45で折り返す。

第3クォーター、シュート成功率の高い林、平下に激しいマークが入る。それでも宮崎から髙田への素早いパスなどで得点に結びつける。宮崎もスピードをいかしたドライブを見せるが中国リードの51-57で最終第4クォーターを迎える。地元・中国の応援もヒートアップ。日本のフリースローの際には大ブーイングがおこるなど完全アウェイ状態の中、東藤のドライブなどでついに試合時間残り4分で1点差に詰め寄る。さらに川井麻衣(27、トヨタ自動車)のシュートで同点に追いついたが中国がスリーポイントシュートで再び3点差。日本のシュートはリングに弾かれ得点にならず、中国が得点を重ねる。残り13秒で3点に追いついた日本は林がスリーポイントシュートを決め同点。しかし最後は中国に振り切られ72-74で敗れた。

【バスケットボール日程】

9月27日 予選リーグ グループB 日本 118-46 香港
9月29日 予選リーグ グループB 日本 92-30 カザフスタン
10月1日 予選リーグ グループB 日本 96-59 フィリピン
10月2日 準々決勝 日本 89-47 インドネシア
10月3日 準決勝 日本 81-58 韓国
10月5日 決勝 日本 72‐74 中国 /3位決定戦