一頭で七浦潤う──命がけの鯨漁

天高く潮をふくセミクジラ。

銀細工に真珠を施した“特注の潮”が飛び出しています。

『一頭で七浦潤う』と言われた命がけの鯨採りです。

自然へのおそれ

命への感謝

金色(こんじき)の波がしぶきを上げ

おこぼれを狙う浜鳥が空を飛ぶ大海原の物語。

万屋町が演じる、唐津呼子の古式捕鯨を描いています。

手掛けたのは長崎刺繍職人、嘉勢照太さんです。

長崎刺繍職人 嘉勢照太さん(71):
「昨日からバタバタ…ぎりぎりまでね。いやーやっとここまでこぎ着けましたけどね。まだ明日人数揃い…それでまた(トラブルが)出るか…」