スタメンにはキャプテン石川祐希(26)、西田有志(22)、小野寺太志(26)、富田将馬(25)、山内晶大(28)、関田誠大(28)、山本智大(27)を起用。前日に25歳の誕生日を迎えた富田が今大会初めて、スタートからの出場となった。
ブラジルラウンド(9日~13日)の4戦を3勝1敗で終え、フィリピンへ乗り込んだ日本。昨年の東京五輪銅メダルのアルゼンチンに第1セットは序盤、速攻などで5連続得点を許した。しかし、石川、西田のスパイクなどで詰め寄り25-25の同点とすると、日本はブロックチャレンジに成功し26-25。最後は西田のサービスエースで第1セットを先取した。

第2セットは西田のバックライトからの攻撃が冴えわたった。ブラジルラウンド得点ランク3位の西田はアルゼンチンのリベロも困惑する強打で得点を重ねた。するとまたしても日本が24-18とセットポイントを迎えた場面でサーブは西田。この場面でサーブはネットイン、日本は2セット目も西田のサーブで奪った。
第3セットをアルゼンチンに奪われた日本だが、第4セットはキャプテン石川がサービスエース2本を含む7得点。3‐1で勝利した。
日本のサーブポイントはアルゼンチンの1本を大きく上回る9本。試合前に、石川は「アルゼンチンのチームはサーブレシーブがそこまで良くないチームなので、まずはサーブで攻めること」と話していたが、その言葉どおりサーブで決めた試合となった。
フィリピン入り翌日の15日に選手ら10人が新型コロナ陽性診断を受けた緊急事態を乗り越え、第2週の初戦に勝利した日本。西田が両チーム最多の25点、石川が18点を挙げ、今大会4勝目を挙げた。

次戦は24日、イタリアと戦う。
※世界ランキングは試合前時点