■第19回アジア競技大会中国・杭州(4日、杭州オリンピックスポーツセンター スタジアム)

男子サッカーは準決勝が行われ、“パリ五輪世代”U-22日本代表は香港代表に4-0で勝利。2大会連続の決勝進出を決め、銀メダル以上が確定した。2010年広州大会以来、13年ぶりの金メダルに向け、残り1勝とした。

この日の先発は準々決勝(1日)の北朝鮮戦から8人変更。GKは藤田和輝(22)、DFは馬場晴也(21)、今野息吹(22)、根本健太(20)、関根大輝(21)。MFは小見洋太(21)、谷内田哲平(21)、山内翔(21、筑波大)、日野翔太(20)、角昂志郎(21)。FWは決勝T1回戦のミャンマー戦で2ゴール1アシストの鮎川峻(22)。

この日は気温24度、湿度84%。香港の応援が大多数を占める中、前半は序盤から拮抗した展開が続き、香港もゴール前でのチャンスを作る。

日本の攻撃は15分に今野が左サイドから切り込んで、ファーサイドにボールを送り、角が折り返したが決定機を作れず。17分はペナルティーエリアの外でパスを受けた日野が、そのまま振り向いて左足で強烈なシュートを放ったが、ゴール枠外。

だが前半23分、セットプレーで日野がゴール前にボールを入れると、クリアボールがこぼれ、受け止めた鮎川が冷静にキーパーの動きを見て先制のゴールを挙げた。30分には香港のフリーキックからピンチが続いたが、得点を許さず。前半を1-0で折り返した。

後半に入ると9分、日野が中央でボールを持つと右サイドの角へ展開、中へ切り込みミドルシュートを放つとキーパーがパンチング。このこぼれ球を日野が走り込みヘディングシュート。後半開始早々に追加点を奪った。

後半29分には敵陣で相手が隙を見せた瞬間、小見がボールをカットするとそのまま無人のゴールに流し込み3点目、日本は集中力の高いプレーで3-0とリードを広げた。

さらに後半41分、左サイドでボールを貰った日野が中に切り返して右足の鮮やかなミドルシュートで4点目。盤石な試合運びで快勝を収めた日本は、2010年広州大会以来、13年ぶりの金メダルへ向けて決勝へ駒を進めた。6日の決勝は韓国とウズベキスタンの勝者と戦う。

【男子サッカーの日程】
9月20日(水):予選R vsカタール(3-1)
9月25日(月):予選R vsパレスチナ(1-0)
9月28日(木):決勝T1回戦 vsミャンマー(7-0)
10月1日(日):準々決勝 vs北朝鮮(2-1)
10月4日(水):準決勝 vs香港(4-0)
10月7日(土):決勝