所属が無い人も性被害の訴え 補償対象者は“所属したことがあるタレント・研修生”

ジャニーズ事務所が設置した被害者救済委員会の補償対象者は、“所属したことがあるタレント・研修生”とされています。

しかし、所属経験が無い人でも、ジャニー氏から性被害を受けたと訴える人たちがいます。

現在55歳の加山さん(仮名)です。

18歳の時に、事務所に履歴書を送ると、数日後ジャニー氏本人から電話があり、近くのスタジオに呼び出されたと話します。

加山さん(仮名・55歳)
「(ジャニー氏から)『秋に東山さんのドラマやるから、それに出なよ』と、すごく喜んだ」

しかし、その日の夜、事務所の合宿所に泊まることになり、ジャニー氏から性被害に遭ったといいます。

加山さん(仮名・55歳)
「怒りと『嫌だ』と、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまって」

翌朝、お金を渡そうとするジャニー氏から「また連絡する」と言われましたが、連絡は来ず。

加山さん(仮名)は、2023年9月にジャニーズ事務所の補償受付窓口に申告しましたが、その9日後…

被害者救済委員会事務局からの返信
「ジャニーズ事務所にも照会のうえ、在籍されていたことが確認できた方から順次、お話をお聞きする『ヒアリング』の日程調整等につきご案内しております」

加山さん(仮名・55歳)
「僕も同じ被害に遭っているので、『そこを分けるんですか』と。もし分けられたら、また裏切られる」