信毎最後の夕刊の印刷現場には、節目の日を見届けようと、長年記事を書き続けてきた編集委員も姿を見せました。

信濃毎日新聞編集委員 渡辺秀樹さん:「速く取材して速く書くという新聞記者の本領が一番発揮される場だったと思う。(夕刊用の)ネタを探すのが習慣になっていたので、そういう意味でも寂しい」
30日に長野で印刷したのは東北信で配達される1万5000部ほど。
写真の色などの確認も行い、印刷は、わずか20分ほどで終了。
長年新聞の印刷に携わってきた社歴40年の中沢さんが、印刷機を止めるボタンを押しました。

信濃毎日新聞 長野製作センター 中沢信也センター長:
「こみあげてくるものがあった。販売店に無事到着したという報告を待って、最後の夕刊の業務を締めたいと思います。101年間ありがとうございました」
夕刊は、製作センターから各地区の販売店に届けられ、担当者が配達エリアごとに仕分けていきます。
信毎ふれあいネット(販売店)三輪営業所 藤牧俊光所長:「最後なので隅々まで読んでいただければありがたい」