29日夜は旧暦の8月15日「中秋の名月」です。日付は毎年変わりますが、だいたい9月中旬から10月上旬にあたります。過去10年間の中秋の名月を振り返ってみると、宮城県内では雲が多かった年もあるものの、毎年見られているようです。

29日夜の宮城県内は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みで、薄い雲がときおりかかるものの、まずまずのお月見日和となりそうです。まん丸なイメージのある中秋の名月ですが、新月から満月までにかかる日数が一定ではないため、必ずしも満月とは一致しません。例えば2017年は10月4日が中秋の名月でしたが、満月は2日後の10月6日でしたので、写真を見ると左側が少し欠けていたことが分かります。一方、今年の中秋の名月はちょうど満月にあたるため、完全にまん丸の状態でのお月見となります。29日の月の出の時刻は仙台で午後5時28分で、6時頃になると各地で東の空にのぼってきた名月を楽しむことができるでしょう。

日中は暑くなりましたが夜は放射冷却が進んで冷え込みますので、外でお月見を楽しむ際は体を冷やさないようにお気をつけください。