経営危機の中国不動産大手「恒大集団」は、トップの許家印氏について、犯罪行為に関与した疑いで当局による強制措置が取られていると発表しました。

恒大集団はきのう夜、香港証券取引所への公告の中でトップの許家印氏について、「犯罪行為に関与した疑いで当局による強制措置が取られている」と発表しました。容疑の内容や強制措置の中身については明らかにされていません。

アメリカのブルームバーグ通信などは27日、許氏は今月、警察に連行され、許可なく外出や他人と連絡を取ることができない「居住監視」に置かれていると報じていました。一方、一部中国メディアは「河南省の洛陽市で逮捕された噂がある」と伝えています。

香港証券取引所では、恒大とグループ会社の株式の取引がきのうから停止されています。