髪だけではない ニーズに応えて役割変化

3年ぶりに開催されたこのイベントでは、東京の人気美容師によるセミナーのほか、美容室で使用するシャンプーなどの商材を、メーカー担当者から直接話を聞きながら仕入れることができます。

こちらは、美容師の命とも言えるハサミ。持ち手から刃の部分まで、オーダー感覚で組み合わせることができます。実際に体験した美容師は。

来場者「すべりがいいです!」
来場者「今までのハサミは引っ掛かりがあったけど、それがないので新しいハサミはすごい!」
来場者「これから一生付き合っていく商売道具なので」

一方で、会場には、こんなものも!

佐藤玲奈アナウンサー「わー!すごくいや!」

こちらは、肌の状態を毛穴や赤み、しみなどの項目に分けて分析する専用の機械です。さらに、目元のケアができるクリームと美顔器が一体化した最新式の商品も。
美容師のイベントになぜスキンケア商品が並んでいるのでしょうか?

きくや美粧堂・堀口賢二さん「多様化が進んでいる中で、ヘアだけではなくスキンケアやアイ(目)、ネイル、全部を美容師ができる、トータルコーディネートができる美容師さんを育てていきたい」

いまや美容室は、髪のカットや手入れをするだけではなく、顔などもケアする「トータルビューティーサロン」としての役割も求められています。

美容師歴15年の来場者「最近は流行のサイクルが早い。(お客さんの)求めるものがすごく高いので、合わせていくためにこちらがたくさん勉強しないといけない」

きくや美粧堂・堀口賢二さん「悩みを抱えている方々に美容師が提案をして、きれいになることの幸せをお客さんに理解してもらえるようなものを提案できるように日々勉強してお伝えしています」

時代とともに変化するお客さんのニーズ。美容師たちも試行錯誤しながら美しさと幸せを提案しています。