詐欺メールに引っかかってしまった人も…“焦らせる手法”に要注意!

上村キャスター:
9月22日に、30代の男性のもとに届いたメールです。ロゴも入っていますが、「20,000ポイント」というところは修正されて、コンマの位置も戻っています。さらには日付も「2023年09月22日まで」という、実在する日になっていますね。

そして「マイナポイントの申し込み方法です?」の最後のクエスチョンマークはそのままになっていましたが、この男性、そのままクリックしてしまったのです。

「保有ポイントを見る」というところをクリックして名前、生年月日、電話番号などの個人情報の入力ページを進めてしまいます。
さらにフォームが出てきて、カード番号や有効期限、セキュリティコードまで、情報の入力を進めてしまいます。
この男性は「フォームが精巧な作りになっていた。さらには申請期限に焦ってしまった。貰えるもの(ポイント)は貰いたいという思いで入力をしてしまった」と言っていました。
その後、身に覚えのない請求が届いたということで、因果関係などを含め、現在調査中だということです。
ホランキャスター:
この男性はそもそも、マイナポイントは申請していなかったんですか?
上村キャスター:
申請していませんでした。今回は期限もあるので急いでやってしまったということです。さらにはメールが届いたのが9月22日なのですが、ポイントの有効期限も9月22日までという記載があったので、余計に焦ってしまったということです。
井上キャスター:
詐欺グループは「期限を切ってもう時間がない、早く」と焦らせます。今回も、まさにその手法ですよね。ちょっと一拍置いてみるというのが必要なのかもしれないですね。
上村キャスター:
そして総務省は、このようにも注意を呼びかけています。

メールやSMSでマイナポイント関連のサイトへ誘導することは絶対にありません。さらには、マイナンバーや金融機関の口座番号、口座の暗証番号、資産の情報、家族構成などの個人情報を伺うこともありません。通帳やキャッシュカードを確認すること、さらには金銭を要求したり、手数料の振込みを求めることも絶対にありません。
さらにはそもそもこのようなメールは送らないので、届いた場合は、まずは開かない、さらには入力を進めないということを徹底していただきたいと思います。
井上キャスター:
メールが来た時点で絶対におかしいということですが、こうやって報道されると、報道されたものはもう使えないので、また次、どんどん手法が変わっていくということになりますね。
ホランキャスター:
本当にそれっぽい形で送られてくるので、「自分のために作られたしっかりとしたEメールなんだ」と思ってしまうところは、共感してしまいます。見抜くのは難しいだろうなと思います。