原発処理水の海洋放出に伴う中国の禁輸措置などを受け今後の先行きが見通せず、不安な状況の続く青森県の「ホタテ産業」。
“100億円産業”とも呼ばれるこの青森県の「ホタテ産業」を盛り上げるとともに、重要性のPRと消費拡大につなげようと、25日、ホテル青森(青森市)では青森県商工会議所連合会などで作る実行委員会の主催のもと「青森県産ホタテを食べよう会」が開かれました。

会には青森県や県商工会議所連合会の関係者など約160人が出席するなか、ホタテ産業の機運を高めようと今後、実行委員会が実施を予定する「青森県産ホタテを食べよう!守ろう!キャンペーン」の概要が発表されました。

キャンペーンではホタテの販売量を増やすためにスーパーなどに集中的にホタテの販売を要請する『「売って」いただく』。新メニューの開発などで飲食店にホタテ料理を提供する機会を増やしてもらうことを要請する『「使って」いただく』。県民にホタテの内食・外食の回数を増やしてもらうよう要請する『「食べて」いただく』。この3つを実行委員会が今後進めていくとしたほか、県内でもホタテの料理コンテストや、イベントを開いてホタテの消費拡大を盛り上げていくと発表されました。

会場ではこのあと、さっそくホタテの消費拡大を進めようと青森県産ホタテを使用した和食や洋食、中華料理が振舞われ出席者たちが舌鼓を打ちました。