■アジア大会中国・杭州1日目(24日・拱墅運河スポーツパーク体育館)
卓球女子団体の準々決勝が行われ、日本代表は台湾と対戦。ゲームカウント3-0で破り、14年仁川大会以来、2大会ぶりのメダルが確定した。
3位決定戦がないため勝てば表彰台となる一戦、すべてシングルスで行われ、先に3勝すれば勝利となる団体戦。日本は平野美宇(23、木下グループ)、早田ひな(23、日本生命)、張本美和(15、木下グループ)で臨んだ。
第1試合を任されたエース・早田は、強烈なフォハンド攻撃を武器に第1、第2ゲームを連取すると、第3ゲームは終盤1点差に迫られたが、世界選手権銅メダリストの貫禄を見せ3-0とストレート勝利。
第2試合は平野。両ハンドが得意な相手に対し、相手の打ちにくいコースへの攻撃で得点を重ね、第1、第2ゲームを11-4で奪う。しかし、第3ゲームは相手のサーブに惑わされ4連続ポイントを許すが、緩急を使った打球でタイミングを外し、相手にペースを握らせない戦術で3-0で日本が2勝目。
第3試合は昨年世界ユース選手権でシングルス銀メダリストに輝いた張本。第1ゲーム8-5とリードされるが、6連続ポイントで逆転に成功。第2ゲームは、フォハンドが得意な相手にバックやミドルをついたりするなど、6-2とリードするが6連続ポイントされるなどタイミングが合わず。ミスも重なり9-11で奪われる。第3ゲームはサーブのコースや回転に変化をつけ、相手に強く打たせない展開で8連続ポイント奪うなど自分の流れを掴み11ー4。第4ゲームも自分のペースを崩さず11-6で勝利を掴んだ。
日本は2大会ぶりの準決勝進出を決め、銅メダル以上が確定。25日に行われる準決勝では14年仁川大会(銀メダル)以来の決勝進出を賭け、韓国vs香港の勝者と対戦する。