【青葉被告が言い返すと裁判長が制止「被告人、今はあなたが質問される立場です」】

青葉被告はこれまでの裁判で「犯行直前にためらいや良心の呵責があった」と話している。この点を尋ねたのは、映画『聲の形』などで動画や原画を担当した宇田淳一さんの遺族の代理人だ。

宇田淳一さんの遺族の代理人「『ためらいや良心の呵責』と話していましたが、被害者のことは全く考えなかったのですか?」
青葉被告「自分の10年間のことで頭がいっぱいでした」

宇田淳一さんの遺族の代理人「では、あなたにとって『ためらい』や『良心の呵責』とは何を意味するのですか?」
青葉被告「それなりの人が死ぬだろうと」

宇田淳一さんの遺族の代理人「人が死ぬとわかっていたものの、被害者の立場では考えなかったということですね?」
青葉被告「逆にお聞きしますが、僕がパクられた時に、京都アニメーションは何か感じたんでしょうか?」

裁判長「被告人、今はあなたが質問される立場です。」と裁判長がすかさず制止に入る。しかし…青葉被告は言葉を続けた。

青葉被告「逆の立場になって考えて、パクられたり、『レイプ魔』と言われたことに、京アニは良心の呵責も何もなく、被害者という立場だけ話すという理解でよろしいでしょうか?」

宇田淳一さんの遺族の代理人「その発言を、そのまま記録に残していいんですね?」
青葉被告「構いません」

青葉被告は、悪びれる様子もなくまくし立てた。謝罪どころか、不満の感情を露わにした青葉被告の態度に、他の遺族の代理人も黙っていなかった。