国産の松茸が提供できない?秋の味覚に一体何が起こっているのでしょうか。

今年大注目の松茸は「ブータン産」?

小笠原亘キャスター:
皆さん知ってましたか、いま料理人の皆さんが熱視線を送ってるのが、中国産でも韓国産でもなく、『ブータン産』の松茸ということで、スタッフが必死にブータン産マツタケ調べてみました。

さっそくですが問題です。ブータン産の松茸はAとBどっちでしょうか?

日比麻音子キャスター:
いや、どっちも松茸ですよ、どっちも松茸でしょう。しいて言うなら、何となく…A。

小笠原キャスター:
正解は、Bがブータン産なんです。
ブータン産は1㎏約3万円、国産だと1㎏約30万円と値段が国産に比べ10分の1ほどなんだそう。

皆さんの手元にも、ブータン産の松茸をご用意しましたので香りを嗅いでいただければと思います。香りどうでしょう。

井上貴博キャスター:
面白いもので、我々日本人はこれすごくいい香りだって感じますけど、外国人とか特に欧米の方は慣れてないから、松茸をいい香りって言わないですね。

小笠原キャスター:
ブータンでも最初は香りが苦手で、松茸単体では食べてなかったそうです。シチューのようなものに入れて食べていた。

井上キャスター:
欧米の方は、何かお手洗いを連想するとか、そういう感覚になる方はいらっしゃる、と言いますね。

小笠原キャスター:
注目の味はどうなのかというと、西麻布にある本格懐石料理「麻布さおとめ」店主の五月女広之さんにお話を伺いました。

五月女さん曰く、味・香りは国産とほぼ同じ。フライにすると口の中に香り高いエキスがあふれる、ということ。「天ぷらじゃないのか」と思いますが、非常にみずみずしいので、あえてフライにして出しているそうです。