「幸せの国」の松茸狩り

ブータンの松茸刈りの映像も、我々スタッフが入手しましたので、どのようにして皆さん松茸刈りをしているのかご覧いただきましょう。
ヒマラヤ山脈の東に位置するブータン王国です。そもそもブータンという国は標高が高いんですが、松茸の産地はさらに高い山の中、標高3000mぐらい。富士山の8合目ぐらいのところで取れる。標高が高いと虫食いがないんだそう。国産だと、結構虫に食われてる松茸があるそう。
この道20年のベテランのおじさんです。やっぱり見つけるのはブータンの皆さんでも難しいそうです。
日比キャスター:
でも今まで食べてなかったものということですから、宝の山っていう感じですよね。
小笠原キャスター:
採った松茸はその日のうちに町の取引所に行くそうです。採った松茸の7割ぐらいは日本に輸出してるということで、村にとっては一大行事で約2000人の村民のうち約120人で採りに行っているそうです。
井上キャスター:
7割日本に、ということは3割ぐらいしかブータン国内に流通してないってことですか。
小笠原キャスター:
ようやく「日本で食べられてるらしい」という情報を知って、30年前ぐらいから日本の方に輸出するようになったということなんです。ブータンでは、味の濃い濃厚なチーズなんかに入れてシチューのような感じで食べてるそうで、やっぱり匂いは、あまりブータンの皆さん最初は好んでなかった。
井上キャスター:
日本はあの香りがいいってなりますけど、海外の方は違うんですね。
宋美玄 氏:
そうですね、でもこれは刷り込みみたいなものだと思うんですけど、日本がいくらでも食べますので送ってもらえたらいいかなと。食べなくていいんで、ブータンの皆さん。買いますので。