「食事提供」の場から「交流」の場へ

福島市で子ども食堂を運営する団体によりますと、福島県内には現在100か所以上の子ども食堂があり、このうちおよそ4割にあたる43か所が、福島市にあるそうです。5年前の2018年7月、福島市の子ども食堂はわずか4か所だったので、この5年間で10倍以上に増えたことになります。

子ども食堂の「役割」も、徐々に変化しています。以前は、食事を満足にできない子どもたちに食事を提供する場でしたが、ここ最近は、地域住民の「交流の場」という意味合いも強くなっています。

要因としては、コロナ禍で地域の子ども会などの活動が少なくなり、子どもの居場所が減っていることなどがあげられます。

そのため子ども食堂は、地域の高齢者や若者なども含めた幅広い世代が交流する場所となるケースも増えているということです。子ども食堂は「地域のつながり」を維持する役割も担っています。