23日に開幕するアジア大会(中国・杭州)に挑むバスケットボール女子日本代表が21日、練習を公開した。東京五輪で銀メダルを獲得した女子日本代表は4大会連続の銅メダル、1998年のバンコク大会以来25年ぶりの金メダルを目指す。今月2日のワールドカップで男子日本代表が一足先に五輪出場を決めている。女子は来年2月にパリ五輪最終予選が行われる。

指揮を執る恩塚亨ヘッドコーチ(44)は「OQT(五輪予選)を見据えての強化機会にしたい。タフな試合の中で見えてくる課題がある」と話した。また、チーム唯一の大学生・朝比奈あずさ(19、筑波大)について「プレータイムを多く与え、成長の機会にしたい」と若手の成長にも期待している。

キャプテンの林咲希(28、富士通)は「1位しか狙ってないですね」とし、「OQTを見据えているのでこの大会では金メダルを絶対に取る。勝つって意識をまず自分が一番に持ってやんなきゃいけないので、皆に発進で来てる部分はある。チームにいい影響をもっともっと与えていけたらな」とアジア大会後に目を向けている。
※写真は林キャプテン

4)川井麻衣(27、トヨタ自動車)SG
「私は1番と2番ポジションの使い分け、リングへのアタック、ポイントガードのサポートを頑張りたい」

8)髙田真希(34、デンソー)C
「リーダーシップをとってチームを引っ張っていきたい」

11)薮未奈海(18、デンソー アイリス)SF
「今まではシューターという役割だったんですけど、今回はビッグマンで4番のポジションをやることが多くなると思うので、慣れるように頑張っています」

12)朝比奈あずさ(19、筑波大)C
「ディフェンスでしっかりビッグマンに対し体を張りたい」

15)本橋菜子(29、東京羽田)PG
「ポイントガードとしても年齢・経験的にも上の年代になってくるので、そこの部分でチームを引っ張っていけるような存在になっていきたいと思います」

31)平下愛佳(21、トヨタ自動車)SG
「自分はシューターというポジションなので、自分のタイミングだなと思ったら迷わずにシュートを打つことが自分の役割だと思います」

32)宮崎早織(28、ENEOS)PG
「ポイントガードなので司令塔としてみんなが調子が悪かったり、流れが悪い時にいい方向に持っていけるようにしていきたいと思っています」


59)星杏璃(23、ENEOS)SG
「積極的なシュート、果敢にゴールにアタックしたい。ディフェンスではプシャーをかけ続ける」

75)東藤なな子(22、トヨタ紡織)SF
「チームのコンセプトとして、停滞しないバスケットというのがあるのでGが止められた時にサポートしたり代わりにゲームメイクしたりということを出来たらいいと思います」

88)赤穂ひまわり(25、デンソー)SF
「4番ポジションで出ると思うので、機動力やスピードを活かしたアグレッシブなプレーを見せたい」

99)オコエ桃仁花(24、UC Capitals)PF
「センターの選手を引っ張り出して、中のスペースを空けるためにスリーポイントシュートを決めたい」

【競技日程】
9月27日 予選リーグ 香港戦
9月29日 予選リーグ カザフスタン戦
10月1日 予選リーグ フィリピン戦
10月2日 準々決勝
10月3日 準決勝
10月5日 決勝/3位決定戦