■第19回アジア競技大会中国・杭州(日本時間20日、XSC Stadium)

23日の大会開幕に先行して男子サッカーの予選が行われ、グループDのU-22日本代表はU-24カタール代表と対戦し、谷内田哲平(21)のフリーキック、内野航太郎(19)と山﨑大地(22)のゴールで3対1とカタール代表を破り、初戦白星スタートとなった。

22歳以下の選手で臨む日本代表はパリ五輪代表へのアピールにもなる大事な大会、日本のグループDはU-24カタール代表とU-24パレスチナ代表の3チームとなっている。先発はGK藤田和輝(22)、DFは吉田真那斗(21)、山﨑大地(22)、奥田勇斗(22)、馬場晴也(21)、MFは谷内田哲平(21)、 佐藤恵允(22)、松岡大起(22)、西川潤(21)、 松村優太(22)、FWは内野航太郎(19)となった。

気温は25℃、雨が強く降りしきる中、キックオフ。2010年広州大会以来、3大会ぶり2度目の金メダルを狙う日本は前半開始30秒、ロングボールをゴール前に送るとファウルを獲得。ゴール正面のフリーキックを谷内田がゴール左上に蹴りこみ日本が先制点を挙げた。

前半24分には左から西川のアーリークロスに内野が抜け出し、胸トラップからボレーシュート、今度は流れの中でカタールディフェンスを崩し、2点目を奪った。

前半37分にはカタールのパスワークに翻弄されたが馬場がスルーパスを戻りながらクリアするなど高い集中力でゴールを守った。

2対0で折り返した日本は後半8分、カタールに左サイドを破られるとセンタリング。中央のマークも甘くなり、フリーでヘディングシュートを打たれたがキーパー・藤田がパンチングで好セーブ。日本のゴールマウスを死守した。

カタールの攻撃に耐えていた日本は14分、松村が右サイドを上がっていくと途中出場の日野翔太(20)にラストパス、日野はダイレクトでシュートを打ったがクロスバー直撃。さらに17分には松村の狙いすましたミドルシュートもゴールを捉えられなかった。

すると34分、カタールのアーリークロスが伸びて、ゴールバーを直撃。ボールが真下に落ちてキーパーの藤田も好反応ではじき出したがゴールラインを割っていてカタールに1点を奪われた。

それでも43分、日本は右サイドのFKからゴール前に山﨑が飛び込み貴重な追加点で3対1。日本は2010年広州大会以来の金メダルへ好スタートを切った。

日本は25日(月)にU-24パレスチナ代表と対戦。各グループ上位2チームと3位中成績上位4チーム(計16チーム)が決勝トーナメントに進出する。


【男子サッカー日程】
・9月25日(月):第2戦 vs パレスチナ
・9月27日(水) or 28日(木):ラウンド16
・10月1日(日):準々決勝
・10月4日(水):準決勝
・10月7日(土):3位決定戦・決勝