お弁当作りの注意点「クイズ形式」で確認

お弁当の食中毒予防のポイントについて、改めて確認します。

第1問。前日に作りおきしたおかずを冷蔵庫に保管していました。翌朝、おかずを詰めるとき、正しい方法はどちらでしょうか?

正解は(2)。再加熱して、完全に冷ましてから詰めましょう。すぐ詰めてしまうと、お弁当の中で温度差ができ、持ち運び中に食中毒菌が増えてしまう恐れがあります。

そして、食中毒予防の天敵は「水分」と「温度」だということ。再加熱した後すぐに詰めるのも、蒸気がこもって水分となり傷んでしまうため、完全に冷ましたほうが安全です。忙しい朝に大変だと思いますが、食中毒菌を防ぐためには大事なことです。

第2問。お弁当に彩りを添えるミニトマト。ヘタはとるべき?とらないべき?

正解は(1)。ヘタの周りの細かいくぼみは水で洗っても細菌が残ってしまうため、洗う前にヘタをとり水分をふきとってから詰めるのがベストなんです!

その他にも、
・半熟卵やローストビーフ、生ものなど、火が完全に入りきっていない食材は入れない
・ソースや醤油などの調味料は食べる直前にかける
・詰めてフタを閉める前にスプレー容器に入れたお酢を1プッシュかけると傷みにくい
・梅干しを入れる

など、できることはたくさんあります。

福島学院大学の室井弘子講師によると、食中毒予防の3原則、菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を守り、気温が高い9月頃まで食品の選定や調理や食事前の手洗いなども徹底してほしいということです。

保冷剤なども上手く活用しながら、安全に美味しいお弁当を楽しみましょう。