ハンガーストライキを行っていた韓国の最大野党代表の李在明氏がけさ、病院に運ばれました。こうしたなか、検察は李在明氏が北朝鮮への不正送金に関与した疑いなどで逮捕状を請求しました。

韓国の最大野党「共に民主党」の李在明代表は、福島第一原発の処理水放出をめぐる尹錫悦政権の対応などに抗議するハンストをしていて、19日目となるきょう、「健康状態の悪化」を理由に病院に運ばれました。

一方、韓国の検察は、李在明氏が京畿道知事だった4年前、大手下着メーカーに日本円で4億4000万円あまりを北朝鮮へ不正送金させた疑いなどで逮捕状を請求したと発表しました。

李在明氏のハンストをめぐっては「司法的なリスクから逃れるための弾除け用だ」との批判が与党から出ています。韓東勲法相もきょう、「国民は断食する理由についてよくご存じだと思う」と皮肉を述べました。