■ 歌で伝える”仏の心”
鉦の音「ボーン」

長崎県佐世保市 西光寺の22代目住職、里見 呂明さんはとにかく、歌が大好きです。

里見 呂明さん(38):
「カラオケはすごい好きですね。大学生の時とかは、週に8回とか」

(ユーチューブ「ナムナムドンドン仏教チャンネル」で 河口恭吾の「桜」を歌う里見 呂明さん)

透き通るような美しい歌声。
民放のカラオケ番組に出演するほどの歌唱力の持ち主です。
里見さんは、ユーチューブで動画を配信していて、『ボイストレーニング』や本業である『説法』の動画も公開しています。
里見 呂明さん(38):
「仏教やお寺のことを知ってもらえる機会になればいいなという風な思いでユーチューブはやっています」

佐世保市 潮音院での説法
里見 呂明さん「歌を歌っていると、実は心が穏やかになって、それをそのまま仏様の道に繋がって行くものになっていけるんですね。体が心が軽くなって、そして歌を通して、仏様の世界に一歩踏み出していくということもできる」
別のお寺での説法や、福祉施設などへの慰問の際も”歌を披露”します。

♪美空ひばり/「川の流れのように」を歌う里見 住職
里見 呂明さん:
「普通であれば、お坊さんとして、老人ホームに呼ばれて”有り難い法話”をすることが多いんですけど。結構、みなさん音楽だったら昔のことを思い出されるんですよね。そういう方が涙を流してらっしゃったんですよね。なので本当に歌の力ってすごいなって思って」

♪中島みゆき/「時代」を歌う里見 住職
身をもって感じた歌の力。
美しい歌声で仏の心を伝えています。
里見 呂明さん:
「お檀家さんとか友人がすごく喜んでくれて。それが何より良かったなって思います。聴いてくださる人がひと時でも休まるような場所、自分の(動画配信)チャンネルがそういう場所であればいいな(と思っています)」

今、力を入れているのは首の筋力トレーニング。
さらに美しい歌声目指して…日々、努力も欠かしません。