放火直前に「ためらうものです。自分みたいな悪党でも小さな良心があった」

検察官「午前10時30分に犯行した理由は?」
青葉被告「朝の出勤時間はみんな立ち上ってる。昼は夕食で立ち上がってる。午前10時半ごろだとみんな座って作業してるので、止めに入られることはないと思った。」
検察官「第1スタジオに入る前までの14分間、ガソリンをバケツに移し替える時間はどのくらい?」
青葉被告「1分くらい」
検察官「残り13分は?半生をふりかったのですか?」
青葉被告「はい」
検察官「犯行前、半生をどのように振り返った?」
青葉被告「暗いと考えた。京都アニメーションは光の階段をのぼって、自分の半生は余りにも暗い、コンビニ時代にもがいたが実を結ぶことはなく、終わった。」
検察官「犯行へのためらいは?」
青葉被告「秋葉原事件で、(元死刑囚も)言っていたが、ためらうものです。自分みたいな悪党でも小さな良心があった。でも1999年からの20年間は暗いと考え、ここまできたら『やろう』と思った。」
いっぽう、建物に入ってガソリンをまき火をつけた、まさにその瞬間については、午前中の弁護側被告人質問で詳しく聞かれている。














