「渋谷はハロウィーンのイベント会場ではありません」
「ハロウィーン目的で、渋谷駅周辺に来ないで欲しい」

9月12日、渋谷区の長谷部健区長が、例年にない強いメッセージを発しました。

渋谷のハロウィーンではここ数年若者らによるトラブルが相次いでおり、
行動制限が緩和され、外国人観光客も増えている今年は、さらに危機感が増しています。

「人命にかかわるような危険」コロナ前を超える人出を危惧

コロナ前には4万人が集まっていたという、渋谷のハロウィーン。
2022年は2万3000人ほどでしたが、それでも区長は「路上がパーティー状態だった」と話しています。

今年は行動制限もなく、外国人観光客が増えていることもあり、コロナ前の水準を超えるのではないかと危機感を募らせています。

渋谷区 長谷部健区長(9月12日)
‟逮捕者まで出るようなトラブル”‟人命に関わるような危険”という、通常のオーバーツーリズムよりもさらに深刻な状態というふうに捉えています。」

去年(2022年)の呼びかけは
「マナーとモラルを守って、ハロウィーンを楽しんで欲しい」
でしたが、今年(2023年)は
「ハロウィーン目的で渋谷には来ないで欲しい」
とかなり強いものになりました。

渋谷区は、駅周辺に人が留まらないよう警備の数を増やすなど、例年以上に対策を強化。

▼条例に基づき、渋谷駅周辺では10月27日から11月1日まで、夜間・早朝の路上飲酒を禁止
▼コンビニなどでの酒類の販売自粛を要請する

などとしています。