高齢者の“ニセ電話詐欺”被害を防ごうと、今月18日の“敬老の日”を前に、長崎市の園児たちが祖父母に向けて、注意を呼びかける手紙を書きました。

浦上警察署生活安全課 松本 大祐 課長:
「おじいちゃん、おばあちゃんが悪い人に騙されないよう、今日はみんなで手紙を出しましょう!」

手紙を書いたのは、長崎市富士見町の認定こども園『友愛社会館幼稚園』の園児たちです。

長崎県内では、ニセ電話詐欺の被害者のうち、半数以上が65歳以上の高齢者です。

こうした中、園児たちは敬老の日にあわせ、祖父母へ日頃の感謝の思いを伝えるとともに、詐欺への注意を呼びかける手紙を書きました。

園児:「いつも、ありがとうって書いた」
園児:「詐欺に気を付けてって」

浦上警察署生活安全課 松本 大祐 課長:
「お孫さんからの言葉というのは、心に響くかと思う。不審な電話だとかメールを受け取ったときは1人で悩まず、1人で行動せずに、家族や警察に相談してもらえたらと思います」

長崎県警によりますと、今年これまでのニセ電話詐欺認知件数は93件と、去年より20件増加していて、被害総額はおよそ1億4600万円となっています。

園児たちの手紙は、敬老の日の今月18日までに届けられる予定です。