中古車販売大手ビッグモーターによる保険金の不正請求問題をめぐり、損害保険ジャパンの白川社長が引責辞任する方針を固めたことがわかりました。

ビッグモーターの不正請求問題をめぐっては、去年6月、大手損保各社がビッグモーターとの取引を停止していましたが、損保ジャパンは唯一、翌7月に取引を再開していました。

これにあたって、損保ジャパンの白川社長は去年7月の役員会議で、ビッグモーターによる不正の可能性を認識しながら、ビッグモーターとの取引再開を促す発言をしていました。

こうしたことから、白川社長は責任をとって辞任する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。午後の記者会見で表明する見通しです。

金融庁はビッグモーターと損保ジャパンに対し、立ち入り検査の実施を通知していて、問題があれば厳正に対応するとしています。