平和活動に貢献する個人や団体に贈られている「谷本清平和賞」に、ことしはNPO法人代表理事のスティーブン・リーパーさんが選ばれました。
谷本清平和賞は、被爆者の救援や被爆の実相を国際的に伝えた故・谷本清 牧師の遺志を継いで1987年に設けられました。

ことしは元平和文化センター理事長で、現在は三次市のNPO法人ピース・カルチャー・ビレッジ代表として平和活動を続けるスティーブン・ロイド・リーパーさんが選ばれました。

リーパーさんはアメリカ出身で、1984年に来日。原爆資料館の資料の翻訳などに携わり、平和文化センター理事長に就いてからは、全米での原爆展の開催など幅広い平和活動に奔走しました。
また、2014年には、平和文化の創造を目的としたNPO法人を三次市に立ち上げて若い世代の平和教育に携わるとともに、日米を行き来しながら、国際交流や講演会で平和を訴え続けています。

ヒロシマ・ピース・センター 鶴衛 理事長
「ただ単に核兵器廃絶ではなくて、地球の自然を守りたいと。これも、広くとらえれば平和という概念につながると思います」
平和賞の贈呈式は11月19日に行われます。