ビッグモーターによる自動車保険の不正請求問題で、金融庁はビッグモーターと損害保険ジャパンに対し、立ち入り検査を行うと通知しました。

この問題は、ビッグモーターが自動車保険の保険金を不正に請求していたほか、損保ジャパンも不正の可能性を把握していながら大手損保で唯一、取引を再開していて、金融庁が先月31日に両社を含む損保7社から報告を受けました。

金融庁は報告内容を精査した結果、ビッグモーターと損保ジャパンに対し、立ち入り検査を行う必要があると判断、検査を行うと両社に通知しました。

9月中旬をめどに立ち入り検査を行う予定です。

金融庁は損保ジャパンが取引を再開した経緯やガバナンスについて詳しく調べる方針で、保険契約者の保護の観点から問題があれば厳正に対処するとしています。