1979年創業で飯綱町に本社を置くサンクゼール。

第2のブランド「久世福(くぜふく)商店」などフランチャイズを全国におよそ160店舗展開し、2022年12月には上場を果たしました。

久世良太社長:
「大体10年ぐらいのスパンの中で世の中のニーズであったり、皆さんの欲しいと思う商品をコンセプトにした新しい業態を開発していったこと(歴史)があったので、まさに今、チャレンジしてみたいと思った」

今回、目を付けたのが、技術の進歩で品質が高まる「冷凍食品」です。

ひとり暮らしや共働き世代の増加などを背景に、2022年の国内消費は、過去最多となる298トンに。


消費金額も前の年から大幅に増加して、1兆2065億円と過去10年で最も多くなっています。

試食会でのやり取り:
「香りも立っているし問題ないかと思うが、個人的にはもうちょっと(焼き)色をつけたいと思う」

この日、オフィスの一角では立ち上げメンバーによる試食が行われていました。

サンクゼールの強みは「商品開発力」。

試食をしていたのは、「MeKEL」で販売するプライベートブランド商品のサンプルです。

中でも、タイ料理は、メンバーも力を入れているため、生産開始が1週間後に迫るギリギリまで調整をしています。


PB商品開発担当 井上聡一郎さん:
「前回はお米に対する水の量が少なかったので、食べる時にちょっと硬かった。なので加える水の量を増やして調整した」