人気ゲーム「信長の野望」と、鹿児島市の島津家別邸・仙巌園がコラボし、7月に仙巌園で企画展が開かれることになりました。難問の「戦国島津検定」も実施されます。
Illustration:日田慶治 ©コーエーテクモゲームス All rights reserved.

 戦国時代を舞台にした人気シミュレーションゲーム「信長の野望」は、戦国大名になって領地を治めたり、他の大名と合戦したりして日本統一を目指すゲームです。
 
 1983年に第1作が発売されて以降、世界累計でシリーズの出荷本数が1000万本を超える人気作で、最新作「信長の野望・新生」が7月21日に発売予定です。

■織田と島津が手を組む
 その人気ゲームと、島津家別邸・仙巌園がコラボし、7月に仙巌園で企画展「『信長の野望・新生』の世界と戦国島津」(期間:7月1日~7月24日)を開催することが決まりました。主な内容は次の通りです。

▼『信長の野望・新生』に登場する武将デザインを使用した戦国島津紹介パネル展示
▼ゲーム内に登場する南九州マップのパネル展示
▼プロモーション映像の放送が予定されています。
仙巌園(鹿児島市吉野町)

■超難問?!「戦国島津検定」四兄弟や豊久のポストカードも
 来園者特典として、「戦国島津検定」にチャレンジでき、全25問中、18問以上正解すると、義久、義弘、歳久、家久の島津四兄弟や、豊久など島津家武将たちがデザインされたポストカードがプレゼントされます。正解が17問以下だと、プレゼントは島津家のライバルたちがデザインされたポストカードになります。
難問を考えた岩川さん
 問題を考えた仙巌園の学芸員、岩川拓夫さんによりますと、検定の問題は4択問題で、「これまでに関係者10人ほどが挑戦して、1回目で18問以上正解した人は誰もいない」ということです。
仙巌園には世界文化遺産も

 鹿児島市吉野町の仙巌園は、江戸時代に島津家別邸として建てられ、鹿児島湾と桜島を借景にした庭園を持つ鹿児島の代表的な観光地のひとつです。2015年には一帯にある遺構が「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。