検察側が提示した争点は3点
▽母への殺意が認められるか(傷の程度や長男がどのような状況でどう判断したか)
▽刑罰を課すべきか
▽量刑(計画性など)

◆教育熱心な家庭で育った長男「父親は何度も刺され、母親の刺し傷は心臓に」
検察側の冒頭陳述によると、長男が事件にいたったのは次のようないきさつだったという。
子供の頃
・被告は小学生の頃から父に叱られ厳しい対応をされ、悪感情をもっていた
・いつか仕返しをしようと中学生から殺意を抱いていた
大学入学後
・1年生の後期に成績が下がった
・成績は努力次第で上げられると思ったが、きっかけがなければ父を殺せないと思った
・これまでの父からの仕打ちの報復から殺害しようと決意した
事件前
・父から成績を見せるよう言われたが無視していたが、両親が被告の家へやってきた
・成績について母も見ている前で叱られた
・再度実家を訪れるよう言われ、3月9日に行くと約束した
・実家に帰ればまた叱られる、その時に殺害しようとネットでナイフを購入
