「ロボットで農業が当たり前に」コメどころ新潟からの挑戦

「このままでは、地域の産業を維持することすら難しくなってしまう…」

その大きな危機感がメンバーをロボットの開発に向かわせていました。

FieldWorks 山岸開 社長(26)

【FieldWorks 山岸開 社長(26)】
「ずっと昔から、この新潟という土地で農業が続いてきた、発展してきたところではあると思うのですが、ここにきて衰退してしまう部分も出てきている場面はあるかなと思います。それを少しでも食い止めたいというか、長続きさせたいという気持ちでロボットを作れたらなと思います」

FieldWorks 小黒司友 副社長(25)

【FieldWorks 小黒司友 副社長(25)】
「ロボットの技術と私たちの経験を生かして、地元に還元していきたいと考えていますし、他の県や他の農家がまねしたくなるような、『ロボットで農業するのがかっこいいし、当たり前なんだぞ』というところを作っていきたい」

遠隔操作ができる草刈りのための機械はこれまでもあったのですが、高いもので数百万円するなど価格が高く、農家にとって、なかなか手が出しにくいという現状がありました。

今回のFieldWorksが製作している“草刈りロボット”は50万円前後での販売を想定していて、来年の春以降の販売を目指しているということです。

ロボコン経験者の若者たちが培った技術で農業の未来を切り開く…
コメどころ新潟からの挑戦が始まっています。