現場の農家では「半分くらいは草との闘い」
農家のもとを訪ねて、直接意見を聞くのも重要な仕事です。

ロボットの実証実験に協力する大豆畑では、普段、雑草を手で取ったり、鎌で刈ったりして草刈りを行ってきました。猛暑の中、人手のかかる仕事が大きな負担になっていたといいます。

【アグリさくら 新保武さん(26)】
「草が生えてしまうと野菜の収量も落ちてしまうし、品質への影響や虫が寄ってくることもあるので、結果的にいいものをとろうというと、『半分くらいは草との闘い』というくらいの割合を占めている。ロボットが実用化されれば、草に関する時間が浮くので、その他の作業に十分に充てることができる。ぜひ自動化してほしい」

新潟県内では農業の担い手不足や高齢化が長年の課題となっています。
農林水産省の調査によりますと、農家の数に占める65歳以上の人の割合は平野部で72.2%、大型の機械などを導入しにくい中山間地域ではさらに深刻で、80.8%となっています。