「誰かの役に立てる、技術として生かせる」ロボコンの経験を糧に

FieldWorksの山岸さんと小黒さん。2人は学生時代、ロボットをチームで作り上げて競わせる『ロボコン』にのめり込んだそうです。

【FieldWorks 山岸開 社長(26)】
「基本的には『絶対に諦めちゃダメ』なので、大会期間中など、どんなに全然ロボットが動かなくても、最後まで作り続けなきゃいけない」

【FieldWorks 小黒司友 副社長(25)】
「一見、できなさそうなことのほうが、やる気になるというか…『難しいよね』と言われたほうが燃える」

今、取り組んでいる草刈りロボットの開発にも、当時のロボコンメンバーを中心に20代の学生ら10人ほどが協力してくれています。

【FieldWorks 山岸開 社長(26)】
「『ロボコン』で作るロボットは大会に向けて作るロボットであって、社会の役には直接には立たないもので終わってしまうのですが、今回こうやって農業系のロボットを開発させてもらって、『直接誰かの役に立てる、技術として生かせる』というのは、非常に嬉しい」

しかし、山岸さんと小黒さん、農業は全くの未経験です。
農家にとって、草刈りとはどれほど大変な作業なのか?分からないことだらけで始まったロボット開発は、何度も現場に足を運び、実際に自分で草刈りをすることで“気付き”を集めてきました。