前原氏「政権交代を目指す」野党勢力の結集が必要

党の進むべき路線について前原氏は「政策本位で非自民非共産の枠組みの中で、しっかりと協力をしていくということが大事なことではないかと思います」という。長らく共産党の強い京都で、自民党とも対峙する環境に身を置いてきた前原氏だが、与党1強とされる現在の政治状況を変えるには共産党をのぞく野党勢力の結集が必要だと訴える。そのうえで「立憲さんや維新さんとの話し合いというものを今の執行部ができていない交渉というものをしっかりと進めていきたい」と語る。
振り返れば前原氏は2017年、当時野党第1党だった民進党の代表を務めていた際に小池百合子東京都知事が率いる希望の党へ合流を図り政権交代を目指したが、選挙区調整などがうまくいかず、結果分裂に至っている。しかし、この「失敗」を教訓として前原氏は「いまも同じことをやる必要がある」とし、あくまで政権交代を目指すと主張する。かつて日本新党や民主党で経験した政権交代にかける思いは相当強く、そのためにはもっと国民民主も次の衆院選候補者を擁立しなければならないと玉木代表を批判する。