親会社のセブン&アイ・ホールディングスは臨時の取締役会を開き、そごう・西武の売却を決議する方針です。中継です。

セブン&アイ・ホールディングスの井阪社長はけさ、ストライキが行われたことを陳謝したうえで、そごう・西武の売却は午前中に決議すると明言しました。

セブン&アイHD 井阪隆一 社長
「西武池袋本店のストライキにつきましては、多くのお客さま、関係者にご迷惑を大変おかけしております。申し訳ございません。ストが長引かないように精一杯、収束に努めてまいります。(Q.臨時の取締役会は?)午前中、予定しております」

セブン&アイはきょうの臨時取締役会でそごう・西武の売却を決議し、あす、アメリカの投資ファンドに2000億円規模で売却する方針です。

そもそも、そごう・西武を売却するのは業績の低迷です。そごう・西武は今年2月期までに4年連続の最終赤字で、有利子負債もおよそ3000億円にのぼります。

セブン&アイとしては、低迷する百貨店事業を切り離し、主力のコンビニ事業に経営資源を集中させたい考えです。

去年11月の売却発表から9か月。2度の延期で混迷を極めたそごう・西武の売却交渉は最終局面を迎えました。