不登校はどんな子どもにも起こりうる
学校と向き合う中で、悩み苦しんできた子どもたち。そこから前を向く姿を、身近で見守ってきた未来学園大分校の松川大介代表は「自分が安心して過ごせる居場所を見つけてほしい」と話します。
(未来学園大分校・松川大介代表)
「『行かない』っていう自己決定・自己選択をした子どもたちに『君が決めていいよ』と保護者が言えば、子どもたちは『尊重してくれているんだ』と安心すると思います。学び直せる場所、やり直せる場所というのは必ずあるので、そこで自分でまた選択して、ゆっくり歩んでいける人生を送ってほしい」
山口院長は周囲に相談したうえで、子どもの特徴に合わせて方針を決めることが 大切だと訴えます。
(山口智之院長)
「よくあるのが皆さん『うちの子は大丈夫だと思ってました』って言われるんですけど、不登校というのはどのような子どもにも起こりうるし、どのような親も直面することがある。これを前もって理解しておくと、周囲の受け止めとしてはすごく早くなると思います。施設や誰かに相談したとき、ふと解決方法が見つかることもあります。いろいろな人とつながって協力してやっていく姿勢が大事です」


全国ではすでに多くのところで2学期が始まっていて、子どもたちの小さな変化を感じ取る大切な時期を迎えています。
◇相談窓口
・チャイルドライン
日本全国どこからでも電話可能。チャット相談もあります。
電話番号 0120-99-7777 毎日午後4時から午後9時
・子供のSOSの相談窓口
24時間子供SOSダイヤルで、少年相談窓口などの情報があります。
電話番号 0120-0-78310 年中無休、24時間
・全国のいのちの電話
様々な困難や危機にあって、生きるのがつらい方への相談電話です。
電話番号 0120–783–556 毎日午後4時~午後9時
・子どもの人権110番
相談は無料で、法務局職員または人権擁護委員が対応します。
電話番号 0120-007-110 平日午前8時30分から午後5時15分まで