居場所のない子どもたちが集まる東京・新宿の「トー横」。夜遅くまで集まる子どもたちへの補導は度々、行われていますが、補導された後、子どもたちはどのように過ごしているのか。警視庁が子どもたちをサポートする現場に初めてカメラが入りました。

夏休みで初めて“トー横”に来る中2も…

新宿・歌舞伎町の“トー横”には今も…

4年前から来ている20代女性
「きょうは、未成年っていうか10代の子が8割。みんな友達がいないから来るし、友達に会いたいから来る」

なかには、夏休み中に初めて来たという中学2年生の姿も。

千葉県から来た中学2年生
「友達が(トー横に行って)『楽しかった』と言っていて」

数年前から深夜まで出歩く子どもが増え、犯罪に巻き込まれると問題視されている「トー横」。

警視庁は、数年前から一斉補導を実施するなどして対策を強化しています。

では、補導された子どもたちはその後、どうしているのでしょうか。

「うわ、だる」と思ってたら…「めっちゃ人生変わった」

7月中旬。警視庁のある施設には、中学3年生のAさんの姿がありました。

職員「朝あったんだ、テストがね」
Aさん「9時20分くらい」
職員「よく行ったね、大変だったでしょう」
Aさん「やばいでしょ」

ここは「少年センター」と呼ばれる施設です。都内に8か所あり、心理の資格を持つ職員20人ほどが、補導された子どもや、いじめや犯罪の被害にあった子ども、その保護者の相談にのり、支援しています。

農業体験や学習支援など、様々な機会を通じてサポートしている現場に、初めてカメラが入りました。