■ショーがなくても“楽しみ方”はたくさん!「宝探しの感覚で」
ショーは廃止となりますが、丸野さんは、「何があるかわからない、宝探しのような楽しみ方をしてもらえれば」と話します。取材をしたこの日も、待っているとサプライズがありました。

突如始まったのは、生まれたばかりのアシカのミルクの時間。動物と飼育員の、愛情あふれるふれあいの瞬間を見ることができるんです。さらに、オットセイのエサやりタイムが始まると、たくさんの人が集まっていました。

「近いので(えさやりなど)いろいろなものが見られていい」
「いま私は水族館で働いていて、桂浜水族館はトレーニングも動物が楽しいように工夫して、いろいろな種目・新しいことを取り入れて動物も人も楽しそうだなと思った」(来園者)
これまでは当たり前だった、ショーの廃止。少しびっくりな決断でしたが、桂浜水族館はこれからも、動物が幸せに暮らしていける水族館を目指します。