BRTの抱える問題は・・・

朝夕の通勤・通学時間帯、石川線には両方向合わせて3編成の列車が走っていて、1編成に250人ほどが乗っています。

バスは1台に50人程度。

電車1編成をバスに替えると5台のバスが必要となり、3編成分では15台程度のバスが必要となります。つまり15人近くのバスの運転手がこの区間のために新たに必要になります。

北陸鉄道グループの2023年4月現在のバス運転手の必要数は346人ですが、30人が不足している状態だといいます。

運転手不足の影響で2023年4月のダイヤ改正では、平日でおよそ160便、土日でおよそ200便の大幅な減便が行われていて、BRTのために運転手を補充する余力がないという大きな問題を抱えています。

鉄道を存続させた場合の課題は…

石川線を今のまま存続させても人口減少が進む中では、将来また存続、廃止の問題が起きかねません。

鶴来地域公共交通問題協議会 西山憲隆会長
「この地域が40年、50年経った時にも人が住みたいと思ってもらえる元気な地域であるために石川線が役に立てるのではとの思いで金沢駅まで乗り換えなしで行ける形で残してほしい」