そこで沿線自治体などで作る協議会でも抜本的な改革案として石川線を
(1)北陸本線に直接繋げる
(2)野町駅から香林坊へ延伸させるこの2案を検討しています。
利便性が高まることで利用者は現状の1日およそ3000人からおよそ4000人に増える予測もでています。

しかし実現には大きな課題もあります。
北陸本線に繋げる場合は、北陸新幹線の橋脚の間に線路を通す必要があります。

香林坊まで延伸させる場合は、狭い犀川大橋をどのような形で通すのか、床の低い車両を導入するため石川線のホームを改修する必要があるなどです。

まず利便性を高めることができることは増便や石川線とバスの乗継割引を行うことです。

大きな課題はありますが、将来を見据え、公共交通を活かした街づくりをいかに進めていくか。人口減少の時代を迎え、行政のトップには明確な街づくりのビジョンが求められています。
石川線の存続か、BRT=バス高速輸送システムにするのか、30日に開かれる鉄道沿線の市長・町長、そして知事との会議で決まることになります。