ちくわやかまぼこなど水産物の練り物の消費量が全国でも7位にランクされている長野県。
ただ、県内で作っているところは少ないのが現状です。
そこに目を付けた一人の男性が信州発の練り物づくりに情熱を注いでいます。
松本市の公設地方卸売市場の中にある一軒の総菜店「戸部商店(とべしょうてん)」。
ショーケースにはいろいろな「揚げかまぼこ」が並んでいます。
「さつま揚げ」と思いきや…

「信州あげっていいます」
「さつま揚げ」ならぬ「信州あげ」。
戸部商店代表の戸部久(とべ・ひさし)さんが開発したオリジナルの揚げかまぼこです。
戸部商店 戸部久さん:
「長野県の野菜を入れたり野沢菜を入れてみたり、おやきに似た感じで中に詰め込んでるっていう形」

具は野沢菜のほか、切り干し大根や玉ねぎなど信州らしさを盛り込みました。
戸部さん自慢の「信州あげ」。
実は、今年3月に開かれた全国蒲鉾品評会で見事、入賞したのです。
海なし県・信州で作られた練り物の受賞はまさに快挙。
一体どのように作っているのでしょうか?