反日一色で染まっているわけではない

立山 記者:
もちろん、中国政府の意向を受けた中国メディアが連日、処理水の問題について日本に批判的な報道を展開していますから、それを信じた中国の人たちが日本に嫌がらせ電話をかけたり、SNSに日本を批判する投稿をしているのは事実です。

一方で北京の日本食レストランの経営者によりますと「お客さんはそれほど減っていない。むしろ、お店を応援するために、わざわざレストランにしてくれる中国の人もいる」という話も聞きます。

決して中国国内が反日一色で染まっているわけではありません。

また処理水のデータについても、日本政府の発表を見て冷静に受け止めている中国の人も大勢います。

中国政府の思惑はともあれ、中国の人たちに対して科学的で正確な情報を提供していき、理解を得ていくしかないと思います。