■第19回世界陸上競技選手権大会 第8日(日本時間27日、ハンガリー・ブダペスト)
男子4×400mリレー予選1組に出場した日本が3分00秒39の組5着。決勝進出条件(各組3着+4位以下のタイム上位2チーム)を満たすことができず2大会連続の決勝進出はならなかった。
1組2レーンの日本は1走に地主直央(22、法大4年)、2走に佐藤風雅(27、ミズノ)、3走に佐藤拳太郎(28、富士通)、4走に中島佑気ジョセフ(21、東洋大4年)の布陣で予選に挑んだ。
初出場の地主から最下位でバトンを受けた佐藤風は7位で3走佐藤拳へ。400mで日本記録をマークした最年長の佐藤拳が2つ順位を上げたがアンカーの中島は接触もあり一時6位に。それでも最後の直線でなんとか順位を上げ5着でフィニッシュ。今季自己最高の3分00秒39をマークし、2組目の結果を待ったが、4着のオランダが日本のタイムを0秒16上回り、決勝に進むことができなかった。
日本と同組で前回大会優勝のアメリカは、2分58秒47の1着で順当に決勝進出。2着のインドはアジア記録となる2分59秒05と3着のイギリス(2分59秒42)も決勝へ進んだ。
今大会、男子400mで日本勢は3選手が準決勝に進出。32年ぶりに日本記録を更新した44秒77の佐藤拳太郎(28、富士通)、自己ベストで日本歴代3位の44秒88をマークした佐藤風雅(27、ミズノ)、自己ベストの45秒04を出した中島佑気ジョセフ(21、東洋大4年)と好調の3人に加え、初出場で自己ベスト45秒48の地主を起用。
日本は過去、03年パリ大会7位、去年のオレゴン大会ではアジア新記録となる2分59秒51で4位入賞を果たしていて、マイルリレー初のメダル獲得を狙ったが惜しくも予選敗退となった。
【男子4×400m決勝進出チーム】
アメリカ 2分58秒47
インド 2分59秒05
イギリス 2分59秒42
ボツワナ 2分59秒42
ジャマイカ2分59秒82
フランス 3分00秒05
イタリア 3分00秒14
オランダ 3分00秒23