MRTテレビの視聴者の方から映像などが寄せられたある鳥の話題です。
日本で目撃されるのは非常に珍しい鳥ということなんですが、その正体とは?

今月22日に宮崎市青島で撮影された1羽の鳥。
背中から尾にかけてはシマウマのような模様をしています。

撮影した宮崎市の女性は…

(鈴木英子さん)
「芝生の上に見たことのない生き物がいて、その時は鳥っぽいけど、頭の上がクジャクみたいな感じで、まず『何の生き物かな?』みたいな」

鈴木さんがこの鳥の写真をSNSにアップすると…

(鈴木英子さん)
「鳥好きの人から『すごく珍しい鳥なので、いつ、どこで遭遇したか教えてほしい』というメッセージもきた。いいことがあるんだなと思おうと思う」

愛好家も驚くこちらの鳥。専門家に確認してもらうと…

Q:これはなんの鳥でしょうか?
(日本野鳥の会・宮崎県支部 中村 豊 副支部長)
「ヤツガシラというヤツガシラ科の鳥で、けっこう珍しい。芝生とか割とひらけたところを好む鳥」

ヤツガシラは体長28センチほどで、白と黒のしま模様の羽と頭に大きく広がる冠羽が特徴。
ヨーロッパやアフリカ、それに、中国などに広く分布していますが、日本への飛来数は非常に少なく、中村さんによりますと、県内では1年に1例から2例、確認されることがあるということです。

Q:今回このヤツガシラに出会えたことはラッキー?
(日本野鳥の会・宮崎県支部 中村 豊 副支部長)
「ラッキーだと思いますよ。なかなか見られない鳥。なんらかの形で日本にたまたま渡ってきた形だと思う」
Q:じゃあ次いつみられるかについては…
「まったく予測がつかない」

宮崎では、季節に関係なく目撃されているヤツガシラ。出合えたらいいことがあるかもしれません。

(スタジオ)
撮影した女性によると、いつもは午後6時ごろに犬の散歩に行くそうですが、この日は、たまたま午後4時ごろにいったということで、まさに運命の出会いですね。