宮崎市青島で進められているプロジェクト。それが「こどものくに」を再構築するプロジェクトです。
「こどものくに」がどう変わろうとしているのでしょうか。

県民に長年にわたって親しまれてきた宮崎市青島の「こどものくに」。

現在、宮崎交通が運営していて、去年から、市内の企業「Libertyship」と協力してあるプロジェクトを進めています。

(宮崎交通こどものくに事業部 西久保竜蔵部長)
「『こどものくに』はさみしいなというところで、施設的にもビジネス的にも難しいところがあって、それぞれの小さなコンテンツを積み上げていろんなお客様のニーズに対応したいなと」

去年から始まったのがその名も、「こどものくにビルドアッププロジェクト」です。

(下川祥子記者)
「きょうオープンしたこちらのマルシェ、木材がふんだんに使われていて温かみのある雰囲気が感じられます。」

このプロジェクトで、「こどものくに」ではお店が次々にオープンしています。

25日は新たに、野菜や観葉植物などを販売する店と屋外で食事が楽しめる店が営業を開始しました。

また先月はコンビニエンスストアとオーストラリア発祥のオーガニックコーヒーショップもオープンしていて、さっそく、にぎわいを見せているということです。

(利用客)
「県外から来てる娘とかお土産とか宮崎のものを(買う場所が)近くにあるとたすかりますよね。また、(孫たちを)連れてきたいです」

ビルドアッププロジェクトでは、来年春にかけて、自然の中で食事や交流が楽しめる複合施設へと生まれ変わる予定です。

(宮崎交通こどものくに事業部 西久保竜蔵部長)
「ここの最大の売りはこのロケーション。こういった緑の芝生であったりとか、風ですね、この心地よさを体験していただきたい」

(Libertyship 揚松晴也代表取締役)
「これだけ豊かな自然がありますので、しっかりとここを楽しんでいただくためのコンテンツでしたりとか、楽しみ方という所を僕らがご提案していきますので、ぜひ、この自然を体感して楽しんでいってもらえたらなと思っています」

1990年代には年間80万人を超える人が訪れていた「こどものくに」。再構築プロジェクトでどのような姿に生まれ変わるのか注目されます。