大雨特別警報…各地で土石流
一方、県内には7月10日に大雨特別警報が発表され、日田市や中津市では土石流が発生しました。
大分大学減災・復興デザイン教育研究センター・鶴成悦久センター長:
「谷の合間をぬっていきながら、ほぼ山頂から崩れてきた。日田市と中津市も含めて、土石流を伴ったような土砂災害が顕著に起きています」

こうした自然災害から身を守るため大分大学では災害情報などを集約・活用する「EDiSON(エジソン)」を運用。総雨量や土砂災害警戒区域などの情報を元にAIによる災害リスクを予測しています。また、高齢者が多く住むエリアなど、各地の特徴と組み合わせて避難の指針とするなど複合的な活用が期待されています。
こうした最新の技術を活かしていく一方で鶴成センター長は「土砂災害は県内のどこでも発生すると認識を改めるべき」と強調します。
大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 鶴成悦久センター長:
「1時間に降る雨だけではなくて10分間に降る雨でも大きく変わってきてます。過去の経験則っていうのは役に立ちません。もういつどこでも最近は災害が発生するんだと、それが命にかかわるんだっていうことを認識するべきだと思います」
台風シーズンはまだ続きます。今のうちに地域のハザードマップなど防災に関する情報を確認することが命を守る行動につながります。














